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2021.02.21勉強会レポート・コラムなど

リグロスは歯周病治療にどう効果がある?再生療法について説明します

1.歯周病は歯のまわりの組織が溶けてしまう病気


 歯周病は歯を支えている組織が溶けてしまって、歯がグラグラしていまう病気のことを言います。

歯を支えている組織は「歯周組織」と言い、無くなってしまったら基本的には戻らないとされていました。

歯周組織は、歯肉(歯ぐき)、歯槽骨、歯根膜、セメント質のことを言います。

歯周病
↑歯のまわりに汚れがたまってくる

歯周病
↑汚れを長期間放置したままでいると歯周組織がなくなり歯がぐらぐらになる

 

2.歯周組織を復活させるには「再生療法」という手段がある


歯周組織の欠損の状況(※注)によって歯周組織の回復の可能性がある場合は、「再生療法」が自費診療で行われていました。

自費診療の場合は、エムドゲインという動物の組織由来の薬が使われていました。

これは、長年使用されていたという診療実績のある薬となります。

(※注)骨吸収は垂直である・欠損部が骨で囲まれている・口腔衛生状態・持病や喫煙の有無などによって適応かどうかが決まります。適応でないばあいは再生療法はできません

 

3.2016年から保険診療でもリグロスという薬で「再生療法」ができるようになった


 一方、リグロスという薬があります。

これはヒトの組織由来で、短期的にみるとエムドゲインよりも歯周組織の1つである新生歯槽骨が優位に増加したと報告されました。

こちらの薬は2016年から保険適応されたので、エムドゲインに比べると長期的な診療実績のない薬となります。
また、細胞増殖作用があるので、口腔内の癌を患っている患者さんや、その既往歴あるかたは絶対に使用してはならない薬(禁忌)となります

また、適応範囲もエムドゲインのときと基本的に同じになります。

 

4.歯周組織は薬によって再生が促される


再生療法は、薬に含まれる成分を利用して、薬に触れた自分の細胞の活性を促します。薬自体が歯周組織に置き換わるわけではありません。

薬によって新しい血管が作られ、それにより増殖した細胞は歯周組織のもとである骨芽細胞、セメント芽細胞に分化し、歯槽骨、セメント質、歯根膜、結合組織性付着が再構成され、歯周組織が再生されます。

 

5.当医院での将来的な取り組み


当医院では、歯周病の状況が適応範囲で、患者さんが希望するばあいは、保険診療で歯周再生治療をおこなっていこうと考えています。

もしご興味のあるかたは、お気軽にご相談ください
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さいたま市見沼区の土日も診療歯医者|大和田おか歯科医院

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