まだまだ暑さが続きますね。秋の訪れが待ち遠しいこの頃です。
さて、先日、当院に口腔内スキャナーが導入されました。この場をお借りしてぜひご紹介させていただければと思います。
歯科治療の一環で、補綴物(詰め物など)を入れる際には歯を削った後に型取りをします。そして取った型に石膏を注ぎ模型を作り、それを利用して補綴物を作製していきます。
従来の型取りではアルジネートやシリコンなどと言った軟らかい材料を使用しこれらは口腔内で保持して固まるまで待つ必要があります。
ピンクの材料での型取りと言えば、やったことがある!という方も多いかと思いますが、どうしても硬化を待っている最中が苦しかったり、材料の香りが苦手な方もいらっしゃいます。
今回導入された口腔内スキャナー・デンツプライシロナ製のPrimescan(プライムスキャン)は、上記の材料を使わずに口腔内をスキャニングし3Dデータにしてくれるという優れものです!
1.口腔内スキャナーは患者さんの負担が少ない
スキャニングは、写真のようなカメラスリーブ部分を口腔内に入れて歯のデータを撮っていきます。
つまり従来の型取りの不快感無く、型取りを行うことができるのです。
特に嘔吐反射が強い方(お口の奥に異物感を感じたときに吐き気をもよおしてしまう方)や、鼻炎をお持ちで鼻がつまっている方などは負担を軽減することができるのではないでしょうか。
2.データなので模型作成時のエラーを避けられる
また補綴物を作る際、取った型に石膏を注ぐという過程で、石膏硬化時の膨張やひずみなどの性質により模型の精度が落ちる場合があります。
一方で光学印象は3Dデータとして取り込むので、ひずみなどが少なく精度の良い型取りができます
患者さんにとって嬉しいメリットがたくさんの優れものです!
出来上がった3Dデータは歯科技工所さんへ送り、補綴物を作製してもらいます。
3.まとめ
光学印象は、患者さんの負担の少ない治療を行うことができ、なおかつ精度の高い型取りを行うことができます
最後まで読んでくださりありがとうございました!
大和田おか歯科医院
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