先月末に引き続き、歯周病専門の倉治先生からわたしたち歯科衛生士に向けて講義をして頂きました!
今回のテーマは、シャープニングテクニックです。
シャープニング、聞き慣れない言葉だと思いますのでまずその説明からしたいと思います。
1.歯石をとるのに手用スケーラーという刃物を使う
わたしたち歯科衛生士が患者様の口腔内のクリーニングをする際に使用する器具のなかに手用スケーラーというものがあります。
歯石やプラークの除去を目的に使用する器具です。
手用スケーラーの特徴として、歯面に触れた際の微細な感覚が手に伝わることで歯根面の形態や歯石の状態を確認することができます。
歯石の取り残しがあった際にも気付くことができます。
そして、平たく言うと手用スケーラーは刃物と同じなので、使い続けていくと鈍化していってしまいます。
そういったスケーラーを使用し続けることは、力任せになってしまって本来のスケーリング操作が出来なかったり、施術時間が延びてしまったりすることに繋がりかねません。
そこで!大切なのはシャープニングです。
2.シャープニングをしてスケーラーの切れ味を維持する
シャープニングとは、いわゆる研ぎのことを指します!
定期的なシャープニングを行うことでスケーラーは鋭利な形態を保つことができます。
スケーラーにも色んな種類もあり、それぞれ形態が異なるので、一つずつ形態を把握した上でシャープニングをすることが大切です!
倉治先生の講義では、この構造についてしっかり説明して頂き、シャープニング後の刃の形態をイメージできるようになってから実習を行いました。
実習では、シャープニングストーンを使い、角度に気をつけながら研いでいき、最後にテストスティックを使用して研げたかどうか確認していきます!
↑テストスティックを使って1本1本チェック
初めは恐る恐る行っていましたが、無事にスケーラーの鋭利な形態が取り戻せました!
歯科衛生士が扱う器具のメンテナンスを行うことは、質の高い歯周治療やクリーニングに繋がる大切なことなんだと改めて認識致しました。
3.最後に
今後も倉治先生の講義は続いていく予定です。
とても貴重な時間を作って頂いているので、ひとつひとつに集中して取り組んでいきたいと思っております!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
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