寒くて、こたつから出られない並木です。
こたつといえば、電気屋さん。
色んな部門の電化製品が並んでいますよね。行くだけで一日が終わりそうな品揃えです。
もしも、歯の模型がずらっと並んでて、銀歯や白い歯、入れ歯がディスプレイされてるお店があったらこれが口の中に入ったらどんな感じなんだろう?とあれこれ考えると、時間を忘れて閉店までいるでしょう。
ケルバーの補綴学 1、2巻
この本は、そんな私に知り合いの技工士さんが貸して下さいました。
1.補綴(ほてつ)※の目的とは
(※補綴→歯科では、銀歯、被せもの、入れ歯、インプラントなどのこと)
欠損した組織の形態と機能を補綴物によって修復することです。
何やら難しい言葉が並びますが、簡単に言うと、
虫歯で歯を削った後や、歯を抜いた後でも、今までと同じように噛む事ができるように治療するという事です
その条件には、清掃性が良く、歯周組織を阻害しない事も含まれます。
2.噛むこととは
『噛む』という作業は実は色んなことが起こっています。
上下の顎の骨、関節、筋肉、神経、粘膜、その他たくさんの組織が相互に協調して働きます。
また、上下をカチカチ噛む動きの他、横にすり合わせる動き、前後の動きを再現することが補綴治療です。
理想の噛み合わせは、人それぞれに違いますので、その方に良好な噛み合わせを提供できるように、歯科医師と歯科技工士は密に連携をとっています
3.補綴の種類
小さいものから大きいものまで、様々なものがあり、かなり専門的になりますので大切なことだけを
保険適用のもの、自費のものとありますがここは良く相談しましょう。
審美性、耐久性、費用、通院回数等
それぞれ、メリット、デメリットがあります。
ご自身の体の一部になるものですので、納得した上で治療を受けるようにしてくださいね。
4.治療計画
治療計画が決まったらそれに合わせて、歯を整えていき、型取りをします。
この本は補綴治療方針について、どう削ればいいのか、予後はどうなるのか、推奨されるのはどれか、またはその逆の禁忌症等、とても難しいですが詳しく書かれてて、わからない用語も多く、読むのに3ヶ月以上かかりました。
私なりに大変勉強になりました
5. 最後に
補綴治療が終わったからと安心するのは危険です。そこからがスタートです。
せっかく治療が終わってもそれを維持しなければ意味がありません。
定期的に検診とクリーニングを
と言われるのは
検査では、虫歯や歯周病の兆しがないか
被せ物、噛み合わせに不具合はないか
クリーニングでは、着色や歯石を落とし、歯の面をツルツルに磨く事で汚れをつきにくくし毎日の歯磨きで、ご自身の苦手な場所のチェックができます。
早期発見、早期治療が大切な歯を守ることになりますので、今後ともよろしくお願い致します
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