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2021.06.08勉強会レポート・コラムなど

歯周病治療後のメインテナンスは面倒?しないと抜歯のリスクがあがるかも

ペリオバカ養成講座
 

こんにちは!
いつもご来院いただきありがとうございます。皆様のおかげで、楽しく仕事させていただいています、並木です。

今日は、山本浩正先生のPECメインテナンスオープンコースのセミナーに行かせて頂きました。
先生の一言一句が私にとっては、とても貴重です。

今日は、メインテナンスについてお話させてくださいね!

PECメインテナンスオープンコースのセミナー

 

1.治療の後にメインテナンスしないと、歯を失うリスクは3倍あがる


歯周病の治療が終わった後は、定期的なメインテナンスが必要です。
このメインテナンスを受ける方と
受けない方を比較した研究があります。

Beckerらの論文によると、10年間で失う歯の数は
無治療 3.6本
治療のみ 2.2本
治療+メンテ 1.1本

まったく治療を受けてない方と比べると、
治療後にメインテナンスをしっかり受けている方は
歯が3倍長持ちすることがわかります。

歯を失うという事は、口の中にブリッジ、入れ歯やインプラントという補綴治療という選択肢がありますが、
どんなにお金をかけても、どんなに凄腕の先生が手掛けても、天然歯という自分の歯には叶いません。

歯を失う第一位は、虫歯ではなく歯周病です。何歳になっても、楽しく美味しく食事ができる豊かな生活は、歯があってからこそ!
メンテナンスで3倍長持ちするなら、損はないかとおもいます。

 

2.メインテナンスは『3ヶ月』ごとに行い、歯周病のバイオフィルムを破壊する


歯周病菌は、口の中では常在菌として存在します。
それが12〜16週で、もとの細菌叢(そう)に戻ると言われています。

歯周病菌が猛威を振るう前に、プロフェッショナルケアでバイオフィルムを破壊するという意味で、3ヶ月と設定されていますが、固定されている訳ではありません。
標準が3ヶ月です。

治療後であっても、リスクのある部位が残れば、間隔は短くなりますし、
安定が確認できれば間隔は長くなります。

治療したからといって終わりではなく、歯周病は再発します。
それを防ぐ為には、しっかりとメインテナンスを受けることが大切になります。

 

3.メインテナンスは歯周病治療後だけじゃなく予防的に行う


歯周病治療後以外でも、勿論メインテナンスは必要です。

メインテナンスでは、衛生士が、歯周ポケットの検査、歯の磨き方の指導、歯石除去などを行い、歯を1本ずつ注意深く観察します。
虫歯や歯周病の早期発見は勿論、お子様に限ってはフッ素の塗布等、今や歯科は痛みの治療だけではなく、予防の為のメインテナンスも主流となっています。

 

4.大和田おか歯科医院では医院全体で歯周病治療に取り組みます


当院では、歯周病専門の先生が月2回勤務しています。

医院で抜歯と言われた歯も
慎重な治療をすれば残せる可能性があるかもしれません。
歯周病専門の先生は、言わば大切な歯を守る番人です。

院長はじめ、担当衛生士から治療の必要な方には説明を行い、
精密な検査、レントゲン、口の中の写真や、ブラッシング状況のデータから医院全体で治療に取り組むプランとシステムがあります。

定期的なメインテナンスから、皆様の健康と豊かな生活の為に出来ることを、スタッフ一同お手伝いできたらと思います。

今後とも大和田おか歯科医院を、よろしくお願い致します。

大和田おか歯科医院 大和田おか歯科医院
〒337-0053 埼玉県さいたま市見沼区大和田町2丁目1553-80
Tel:048-680-6480
東武野田線「大和田駅」徒歩10分
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